PS4最高峰のグラフィック
まずこのグラフィックには本当に驚かされました。
自然の力を感じるダイナミックな世界観の中で遊ぶオープンワールドは格別ですね。
オープンワールドと言えば自由度の高さが魅力ですが、本作は自由度を残しつつも、ストーリーに沿って世界を冒険する従来のスタイルも大切にしています。
世界の隅々まで探索するのも良いですが、サブクエストやストーリーでイベントを起こさないとダンジョンを見つけても何もできないので、ストーリーを進める中で周辺のサブクエストや隠れたダンジョンを見つけるという感じです。
機械獣との多彩な戦闘が面白い
このゲームの最大の魅力は機械獣との戦闘です。
基本的には弓矢で戦いますが、罠を張ったり、部位破壊で弱体化させたり、地形によって戦略を変えたりと多彩な方法で戦うことができ飽きません。
部位破壊は、エフェクトという意味でもボロボロと破壊していくのが派手で気持ち良いですね。
矢の照準を合わせる時に一定時間スローになるなど、TPSが苦手でも遊びやすくなっています。
ステルス要素も強いですが、一度見つかっても離れれば見失ってくれるので失敗してもやり直せるのが嬉しい。
少数精鋭のサブクエスト
サブクエストや探索は決して膨大な数が用意されているわけではありませんが、ひとつひとつが丁寧に作られていて遊び応えがあります。
特にサブクエストは、ストーリーも凝っているし、専用のフィールドで戦闘するなど豪華ですね。
遊びきれるボリューム感で最後まで楽しくゲームをプレイすることができます。
マイルドな表現の大作洋ゲー
大作洋ゲーと言えば、残虐表現が過激なイメージがありますが、本作は表現面がマイルドで洋ゲー初心者でも遊びやすいです。
機械との戦闘がメインなので血飛沫描写が常に付きまとうことはありませんし、対人戦闘でも血が液体ではなく煙のように表現されグロさは軽減されています。
さらに、人を殺めるイベントシーンでも血飛沫描写や武器に血が付くなどの表現がありません。
常にステルスで疲れる
序盤は戦い方が下手だったり、武器・防具が弱いので、強力な機械獣との戦闘には常にステルス要素が求められます。
ステルス要素は楽しいのですが、フィールドでの戦闘頻度が高いので、そのたびに足音や敵の視界を気にして行動しなければなりません。
「静止」時間が多いと退屈になってきます。
対人戦闘は敵のアジトに乗り込むので、こちらも基本ステルスですしね。
序盤と終盤のムービーラッシュ
本作のストーリーは壮大で素晴らしいのですが、序盤と終盤にムービーを詰め込み過ぎてムービーラッシュになってしまっています。
終盤は世界観や主人公に愛着が湧いているからまだ良いですが、ゲームの導入部でムービーが長すぎるのはいただけないなぁ。
「そんなことより早く遊ばせて!」と思ってしまいます。
登れる壁がわかりづらい
本作はフィールドアクションも用意されており、特定の場所では壁を登ったりロープの上を歩いたりすることができます。
ですが、登れる場所が背景と同化してしまってわかりづらく感じました。
登れる場所を探すのが楽しい時もあるのですが、あまりにも見つからなくって、結局すぐそこにあった。なんてオチもしばしば。
夜になると視界は悪くなり、さらに見つけにくくなるので、もうちょっとわかりやすくしてほしかったですね。
まとめ
機械獣との多彩な戦闘が楽しい美麗オープンワールドアクション。
広大なオープンワールドで、良質なストーリーを楽しみながら敵やダンジョン攻略を楽しむことができます。
割増感がなく最後まで新鮮な気持ちで楽しめるのも満足感が高い理由です。