FF10本編のたのしい後日譚
『ファイナルファンタジー10』をクリアしたとき、あなたはどんな気持ちになったでしょうか?
わたしは、とても悲しかったです。
感動して、いい物語だなって思ったけど、それ以上につらかった…。
わたしみたいに、感情移入しすぎてダバダバと泣いた人、ユウナの笑顔が見たいと思った人は、
本作は、せつない物語だった本編から一転、ユウナがたくさん笑う「楽しい!」、「賑やか!」な旅になっています。
召喚士としての役目を失い、自分の道を模索する旅。
リュックとともに「カモメ団」というお宝ハンターとして、世界を飛び回るユウナはノッリノリ!
こんなキャラやっけー?
って、最初はびっくりすると思うので、そこだけは心の準備をしておいてください。
本編でユウナを想ってせつなさに泣いたプレイヤーにはぜひ、10-2のエンディングを見届けてほしいです!
きっと、胸のすく体験ができるはず。
FF10の後日譚として世界を飛び回る楽しそうなユウナの姿を見ることができる。
笑顔で終われる「ベストエンド」が素晴らしい。
思い出の地を巡る旅
『ファイナルファンタジー10-2』では、飛空挺を拠点に、最初からすべての地域に訪れることができるため、本編で気持ちを高ぶらせながら挑んだラストダンジョンにも、ゲーム序盤から訪れることができます。
2年後の世界という設定なので、少しずつ景色も人も変わっていて、
と、郷愁に浸りながらプレイするのが、このゲームの醍醐味。
特別な場所、特別な思い出。
主人公のユウナ自身も、2年前の旅から心が動けていないので、思い出に引っ張られながら旅をするのが少しせつなく、本編の思い出が、何度も何度も蘇ってきます。
「シン」という脅威がなくなったスピラには新しい派閥が生まれ、衝突もあり、課題が山積しています。
進行はミッション形式となっており、各地に発生するストーリーミッションだけを進めることもできますが、各地のサブミッションを遊んで、2年後のスピラがどうなっているのか見て回り、新しいジョブを獲得することでパーティを強化できるので、自然と寄り道したいと思わせてくれます。
本編の思い出に浸りつつ、シンのいなくなったスピラのその後を見ることができる。
かつて旅を共にした人々はどこでどうしているのか…?
バトル中にどんどん着替えてジョブチェンジ
『ファイナルファンタジー10』の戦闘は、FFシリーズおなじみの「アクティブタイムバトル」になっており、バトル中にジョブをどんどん切り替えることができます。
初めてジョブチェンジを見たときは、
って、びっくりするかも。
裸体のシルエットに、ジョブの衣装が体を包んでいく…。
セーラームーンー!!!
プリキュアー!!!
ばりの変身シーンになっています。
冗談はさておいて、ジョブによって使えるアビリティが全く異なりますから、
など、バトル中に役割を変えていくことがキモになります。
ただ…、戦闘の難易度は高め。
ジョブが15以上も存在しているので、強いジョブを見極められる目を持っていないとどれを育てればいいのかわからなくなりますし、強いジョブをゲットする手順が手間だったりして、やりこみ難易度が高いです。
ジョブと、ジョブをセットする「リザルトプレート」をうまく使いこなせないと難易度が格段に上がるので、RPG上級者向けの難易度という印象を持ちました。
15以上もあるジョブの中から”使えるジョブ”を見極められる?
人によってはクソゲーも納得
『ファイナルファンタジー10-2』は、あんまり良い評判を聞かなかったのですが、実際にプレイしてみて納得できる部分もありました。
例えば、こんな人はプレイする必要がないと思います。
- FF10を「ティーダかっこいい!感動!」で気持ちよく終えられた人
- 完璧なユウナが好きな人
- 10-2に本編と同等の感動を求める人
『ファイナルファンタジー10-2』は、そもそも”感動”に軸足を置いていません。
3人の女性たちが、賑やかで楽しそうにしている軽ノリの女子会みたいな雰囲気。
なので、逆にこんな方はこのゲームを楽しめると思います。
- ユウナのその後が心配でたまらない人
- せつない気持ちを吹き飛ばしてほしい人
- ハッピーな後日譚を見たい人
本編となる『ファイナルファンタジー10』にどんな感想を持ったか?で、楽しめるかどうかは大きく変わってきます。
FF10を気持ちよく終われた人には蛇足でしかない。
作風がガラリと変わっているので、”同じもの”を求めてプレイするのは不向き。
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