4人の姫君を褒めて・叱って育てるアクションRPG「あなたの四騎姫教導譚」のレビュー記事です。
一風変わったコンセプトやキャラクターが目を引く本作。姫の育成要素を中心に、多彩なゲームシステムが用意されているのも特徴です。しかし、どれも洗練されているとは言い難いクオリティだったのは残念でした。ほとんどのシステムが中身のない形ばかりの物になっています。
ストーリー面においても、癖が強くて魅力的なキャラクター以外に評価できるところがありません。複数周回するストーリー構成に対して、全体の半分以上が共通シナリオのため、ボリュームの水増しがひどかったです。周回を繰り返すたびに評価が下がってしまいました。
どこを取っても一貫性に欠けるゲームデザインとなっており、本当に作りたかった物に対して、妥協して発売したのではないかと疑ってしまう作品でした。
癖が強くて魅力的な4人の姫君たち
教導騎士となった主人公が教育する姫君たちは、癖の強いキャラクターばかりです。肉を食べてばかりの明るい戦姫、だっこをせがむ小さな魔女姫、没落しても高潔な薔薇姫、大宗教の教祖で全てを愛する竜姫。軽く特徴を挙げてみるだけでも、個性と魅力が強く表れています。
プレイヤーが操作する主人公はカスタマイズ可能となっており、選んだ性別や性格によって会話が変化するのも大きな特徴です。主人公自身は会話に直接参加しないものの、様々なキャラクターが登場して、フルボイスで会話を交わすストーリーはとても華やかでした。
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魅力的な4人の姫君たち
水増しされているボリューム
説明不足で操作性の悪いアクション
中身のない豊富なゲームシステム
未完成さを感じるクオリティ