やり込み要素をまとめると、ボリューム感のあるサブクエスト、ダンジョンの解放のための鍵収集、武器や防具など5項目の装備収集と強化、78種類もの魔法の収集と強化に、それらを組み合わせたキャラクターのカスタマイズなどなど、やり込み要素は盛り沢山だ。そしてさらにうれしい点は……

  1. クエストをクリアするために素材収集に出る。
  2. 素材のほかに装備品も自然と集まる。
  3. クエストをクリアする、鍵をゲットし強力なエリアが開放。
  4. まれに宝箱の鍵をゲットし、新しい魔法を獲得。
普通に遊ぶことがコンプリートに繋がっている

など、それぞれの要素が尽きることなく連動しているため、普通に遊ぶことがコンプリートに繋がっている。そのため飽きることなく収集要素を堪能できて、筆者はモンハンなど「装備の素材を集めるためだけに狩りに出かける」というような繰り返し作業が少し苦手なので、クエストを楽しみながら収集できるのは実に嬉しい。

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ほかにも、お宝を集めて拠点のホロロギウムの間に飾る収集要素もある。

非常に多くの要素が詰め込まれてべた褒めをしたいところだが、そうは問屋が卸さない。これまで紹介してきたことのほかにも、必要に迫られる装備品の処分時は1個1個売るか捨てるしかできなかったり、練り込み不足の部分が多く見られるので傑作・名作には今一歩届ききらないのは、「凄く惜しい!、もったいない!」という感想になる。

だが、フルボイスとオリジナルアニメーションの収録から、膨大なやり込み要素など内容面では間違いなく満点以上の完成度で、加えて7人のキャラクターに個別のアフターエピソードも用意されており、クリア後のお楽しみもぬかりない。

さらに今後、オンライン/オフラインの協力プレイや対戦に、Web番組で制作&ユーザー選出で選ばれた8人の新キャラクターの追加が予定されており、何度も言うが本気で予算は大丈夫か要らぬ心配をしてしまう程だ。今後のアップデートで最終的にどんなゲームに仕上がっていくのか、ドキドキワクワクしながら残りのイベントをじっくり楽しみたい。