「キャロル」「エデンより彼方に」などで知られるトッド・ヘインズ監督の最新作「ワンダーストラック」(原題:Wonderstruck)が2018年4月に日本で公開される。
「ワンダーストラック」は映画「ヒューゴの不思議な発明」の原作者セルズニックによる同名小説を原作に、1977年のミネソタに住む、母親を亡くした少年ベンと、1927年のニュージャージーに住む、聴覚障害の少女ローズとの時代を越えた交流を描いたストーリー。
少年ベンを演じるのは「ピートと秘密の友達」のオークス・フェグリー。そして少女ローズを、自身も視覚障害をもつ13歳のミリセント・シモンズが演じている。また、「SAFE」「エデンより彼方に」「アイム・ノット・ゼア」に続き、ヘインズ監督と4度目のタッグを組むジュリアン・ムーアが2人の子供たちを繋ぐキャラクターとして登場し、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のミシェル・ウィリアムズがベンの母親を演じている。
公式あらすじは以下の通り。
1977年、ミネソタ。母親を交通事故で亡くし、おばさんに預けられる少年ベン。実父を知らないベンは、母の遺品から父のある手がかりを見つける。その50年前の1927年、ニュージャージー。両親が離婚し、厳格な父に育てられる聴覚障害のある少女ローズは、いつも孤独だった。憧れの女優リリアン・メイヒューの記事をこっそり集めたスクラップブックがローズの宝物。ある日、ベンは会ったことのない父を探して、ローズは憧れの女優に会うために、それぞれニューヨークへと向かう。異なる時代に生きた2人の物語はやがて謎めいた因縁で結びつけられ、ひとつになっていく――。
IGNは今月全米公開された本作について、「大人が食い入るように見入ってしまう作品というだけでなく、若者に対してふさわしい敬意を払っており、若い視聴者にも訴えかける作品だ」として、10点中8.8点を与えている。