ピンボールマシーンを製造する米国のメーカーJersey Jack Pinballは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」をテーマにした新作ピンボールを発表した。フルカラーのスクリーン、小型模型、揺れる船をモチーフにしたフィールドが楽しめ、フジツボで覆われた限定版も存在する。
これまでにも「オズの魔法使い」「ホビット」などのピンボールを手がけてきたJersey Jack Pinball。ピンボールには映画からサンプリングした映像や音声が使われ、またビデオゲームに使用される現代的なメニュー画面も取り入れている。
ピンボールの27インチのHDモニター上では「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ5作の全ての映像や音声などが流れるが、下部に記載する情報がそのまま採用されるのだとしたら、プレイヤーはモニターを確認する暇なんてないだろう。
フィールドから浮く形で存在する、船を模した小型模型は右へ左へと揺れ動き、フリッパーでの操作を難しいものにしている。
ピンボール台の中心には3枚の円盤が組み合わさったフィールドが高速で回転しており、これらの円盤はボールを弾き飛ばすだけでなく、「216もの組み合わせが存在する、インタラクティブなマップ」としての役割も果たすという。Jersey Jack Pinballによれば、選択可能な22ものキャラクターと組み合わせることで「約30垓(京の1000倍)ものバリエーション」を楽しむことが可能になるとのこと。
傾斜の先には、Williamsの名作ゲーム「White Water」で見られるような渦のトラップがボールを待ち構えている。
ゲームには価格の異なる3つのモデルが存在し、それぞれ別の絵柄が描かれているという。モデルの違いについてはここで読むことができる。スタンダードエディションは8500ドル、リミテッドエディションは9500ドル、そしてコレクターズエディションは1万2500ドルで購入が可能。ピンボール台は事前予約が可能となっており、アメリカのゲームセンターで遊ぶことが可能になると思われる(これについてあなたが疑う前に注意: 大都市のレトロなゲームセンターではピンボール台の人気が上昇しているのだ)。
ピンボール台の特徴や各台のデザイン、ポスターなどの拡大画像を見たい人は、下から確認しよう。
「パイレーツ」シリーズをモチーフにしたピンボールはこれが初めてではなく、Stern Pinball Inc.は2006年に彼らの「パイレーツ」ピンボールを発売している ― アメリカのゲームセンターに行く機会があれば、大きなスクリーンのお陰で新作ピンボール台がどれかすぐにわかるだろう。
ゲームの感想や動画、その他詳細をいち早く届けるため、我々も(IGN USオフィスにあるゲームセンターで!)「パイレーツ・オブ・カリビアン」が遊べることを祈ろう。