【サガ スカーレット グレイス】レビュー・評価 挑戦しがいのある良作RPG 

POSITIVES

4人の主人公で描かれる壮大なストーリー
戦略性と運要素が絡み合うバトルシステム
理解するほど面白くなっていく成長システム

NEGATIVES

戦闘開始時やターンごとに発生するローディング

RATING
POINT

[ジャンル:RPG]
[1周目クリアまで32時間]
[人を選ぶ] [シリーズ初心者でも安心]
[戦略性] [自由度] [育成要素]
[大ボリューム] [周回プレイ]
[ストーリー分岐] [高難易度]

A+
GRADE
FULL REVIEW

 サガシリーズの完全新作「サガ スカーレット グレイス」をクリアしました。

高い自由度と難易度で作り込まれている本作。全体的に難解なゲームシステムですが、理解を深めるほどに楽しめる内容に仕上がっています。ただし、戦闘中のローディングが致命的なほどストレスとなっており、無駄にプレイ時間が延びてしまう点がとても残念でした。テンポ良く遊ぶことができれば、何周でも何時間でも遊び続けられそうな作品です。

複数の主人公によって描かれる壮大なストーリー

サガ スカーレット グレイス

ゲーム開始時に問いかけられる複数の質問に答えることで、4人の主人公から1人が選ばれて物語が始まります。この際、キャンセルして選ばれた主人公以外を選択することもできるものの、ボーナスを得られないというデメリットが発生します。タイトルまで戻ってやり直せばボーナス込みで再選択が可能ですが、開幕から重要な選択を迫ってくる本作らしさを感じさせる部分でした。

主人公による違いは、主人公やパートナーキャラクターが変化するだけでなく、ストーリーも全くの別物になります。共通するルートも存在しますが、同じイベントでも主人公によって見え方や選択が大きく違ってくることや、1人をクリアしただけでは謎が残るイベントも多いため、壮大なストーリーを複数周回して楽しむ構成です。慣れない1週目とはいえ、1人目をクリアするだけで30時間以上を要するので、合計すると、かなりの大ボリュームになっています。

様々なイベントが交錯するフリーワールドシステム

サガ スカーレット グレイス

ストーリーには、幾つかの大きなイベントが用意されています。1つクリアするごとに一区切りついて、次の大型イベントへ進む形式です。どのイベントを遊ぶことになるのかは、主人公や選択によって変化するため、同じ主人公でも遊び方次第で大きく異なるストーリー展開となります。

メインとなる大型イベント以外にも、フィールドマップでは多くのイベントが発生。同じ場所で起こる同系統のイベントでも、やはり主人公によって展開や選択肢が違うため、周回するたびに楽しむことができます。ストーリーが進行するイベントを放置して、自由に旅を続けることも可能です。イベント数が膨大なことに加えて、選択肢による分岐もあるので、全主人公の全てのイベントを制覇するには、とんでもないやり込みが必要になります。

どのイベントを進めるかだけでなく、進めている大きなイベントを途中で辞めるという選択肢も用意されています。イベントや主人公にもよりますが、全てのイベントを消化することなく進められるよう作られているため、メインストーリーを最低限に済ませて、急ぎ足でラスボスに挑むのもプレイヤーの自由でした。もちろん、勝てるかどうかは育成と戦略次第です。

理解するほど面白くなっていく成長システム

サガ スカーレット グレイス

レベル制を排除した、かなり独特な成長システムが用意されており、慣れるまではうまく強化するのが難しいです。戦闘によって得られる成長はHPと熟練度のみ。ステータスの上昇は素材を用いた装備の強化によって行われる。新しい技は、装備している武器の種類と系統によって確率で閃く。など、基礎部分だけでも一般的なRPGからはかけ離れています。実際に遊んでみる以外に、用意されているTIPSも熟読しなければ、システムを理解することはできません。

一通りの仕様を理解すると、各要素の組合せは良くできていると感じるシステムとなっており、遊ぶほどに自分好みのパーティーが仕上がっていきます。新しい仲間を迎えることで、パーティーメンバーや陣形を増やしたり、各地のダンジョンで素材を獲得したりと、フリーワールドシステムを活用して、自由に探索しているだけでも強化につながる要素も多いです。

戦略性と運要素が絡み合うタイムラインバトル

サガ スカーレット グレイス

ターンごとに行動順に沿って進行するバトルは、状況に合わせたコマンド選択が重要です。特に、敵を撃破した際、左右を味方が挟んでいれば発動する「連撃」が強力で、常に意識しながら戦うことになります。行動順を操作する技や、強力なダメージを与える技を駆使して、先を読みながら一手ずつ詰めていくバトルは、高難易度ながらも格別の面白さを秘めていました。

敵味方ともに状態異常が猛威を振るうため、運要素が戦略に差し込まれている点も目を引きます。正面からの戦略だけでは立ち回れないような場面でも、うまく状態異常が入れば巻き返せるワクワク感や、敵の状態異常によって戦略が崩れてしまう可能性を残した、程ほどの運要素です。先手で敵の行動を封じるスタンを駆使すれば、格上の敵を封殺できるなど、状態異常を活用した戦略も1つの手段として選ぶことができました。

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