【仁王】レビュー・評価 圧倒的な難易度と面白さを備えたアクションRPG 

POSITIVES

緊張感を味わえる高い難易度
各種取りそろえられた育成システム
収集するだけでも楽しいハクスラ&トレハン要素
手軽に始められる共闘オンラインプレイ

NEGATIVES

物足りない非同期対戦の難易度

RATING
POINT

[ジャンル:ダーク戦国アクションRPG]
[ストーリークリアまで37時間]
[人を選ぶ] [死にゲー] [緊張感] [達成感]
[やりこみ] [高難易度] [救済措置] [詳細なコンフィグ]
[育成要素] [大ボリューム] [クリア後要素]
[オンライン要素] [協力プレイ]

A+
GRADE
FULL REVIEW

 コーエーテクモゲームスがおくる戦国死にゲー「仁王」をクリアしました。

挑戦しがいのある、高い難易度となっている本作。それに対して、様々な武器を使ったアクションや、ハクスラ&トレハン要素付きの装備を筆頭に、多種多様のシステムが用意されています。全てを駆使した上で、プレイヤースキルを磨いてちょうど良いバランスに仕上がっており、常に緊張感を味わえる充実した作品でした。

緊張感と達成感を存分に堪能できる高い難易度

仁王

ストーリーをクリアするまでに落命した回数は軽く100回以上と、正に「戦国死にゲー」というに相応しい難易度です。操作に慣れるまでは、雑魚との戦いですら死の危険を感じる難しさでした。慣れてきたからといって注意を怠ると、罠にはまって落命するお約束があるので油断はできません。

挑戦するステージは、少し長めのメインミッションと、短めのサブミッションが用意されており、メインミッションの最後には、強大なボスが待ち構えています。ボスによって大きさや攻撃方法は千差万別。初見では、圧倒的な力でねじ伏せられてしまうような相手でも、行動パターンを覚え、対策を立てることで攻略の糸口を見つけるのも醍醐味の1つになっています。もちろん、苦難を乗り越えて達成した瞬間の気持ちよさは格別です。

攻略中に落命しても、手に入れたアイテムは持ち帰ることが可能です。ただし、経験値に相当するアムリタだけは、落命した場所に刀塚として残されてしまいます。再び同じ場所まで辿り着くことで回収できますが、回収する前に再び落命してしまうと完全に喪失です。奥まった場所での危機や、落命からのリトライに、普段以上に緊張感を煽られてしまう絶妙な仕様でした。

自分だけの戦闘スタイルを作り上げていく育成システム

仁王

本作には、刀や槍といった5種類の武器が用意されており、同時に2本まで装備して戦うことができます。同じ武器でも3種類の構えを切り替えることができ、組合せによって繰り出せる技が変化。自分に合った戦い方や場所によって武器を選び、熟練度を高めることで新しいスキルを覚えていく、重厚なアクションがベースになっています。

回数に限りはあるものの、弓や銃を使った遠距離攻撃や忍術・陰陽術といった補助要素も充実。守護霊の選択と併せて、どの能力を伸ばしていくかによって、戦い方は大きく変わります。全てを使いこなしてちょうど良い難易度とはいえ、必ずしもバランス良く伸ばしていく必要はなく、極端な構成も可能性の1つです。ストーリーをある程度まで進めれば、気軽に能力値やスキルをリセットできるようになるため、試行錯誤しながら遊べる点も好印象でした。

最強を目指すと終わりのないハクスラ&トレハン要素

仁王

敵からのドロップなどで手に入る装備は、一品ごとに異なる特殊効果が付与されています。ベースとなる装備や効果内容の種類は多く、前述した育成システムと併せて、攻略に関わる大きな要素です。同じシリーズを複数箇所に装備することで揃え効果が発生するセット装備なども存在し、性能にこだわり始めると、収集だけで何時間でも遊び続けられるように作られています。

最強を目指すためのトレハンはクリア後のお楽しみですが、不要な装備を奉納することでアムリタを得ることができるため、ストーリーでも収集は重要な要素です。取りあえず拾い集めるだけで経験値に換算され、気に入った物は装備して愛用度を高めることで更に良い一品に育て上げる。この繰り返しだけでも楽しく感じられました。

共闘から非同期対戦まで幅広く用意されたオンラインプレイ

仁王

オンラインに接続することで行える協力プレイは、大きく分けて2種類用意されています。ミッション内で他のプレイヤーを呼ぶ「まれびと招喚」は、拠点で行える「一期一会」に対応しており、途中から合流して共闘することが可能です。基本的に「一期一会」で入れるのはクリア済みのミッションだけなので、どうしてもクリアできない際の救済措置として「まれびと招喚」を活用することもできます。

もう1つの協力プレイ「常世同行」は、ミッションの開始前にマッチングを行い、スタートから一緒に遊ぶ形式です。どちらかが落命した時点で終了してしまう「一期一会」と違い、助け合いながら進める独自のルールが用意されているため、ソロプレイとは違った緊張感を楽しめます。

他プレイヤーとの非同期による対戦要素も存在。オンラインに接続している状態で遊んでいると、他のプレイヤーが死んだ場所に血刀塚が発生するようになり、調べることでAI操作の屍狂いと戦えます。プレイヤーの戦闘スタイルが多種多様なのに対して、AIは簡易で組まれているため、慣れると手軽に倒せてしまう点は少し残念に感じたものの、死亡時に付けていた装備をドロップするため、かなりおいしいトレハン要素です。

戦国時代を舞台にした悪鬼蔓延るIFストーリー

仁王

史実をベースに、もし戦国時代の裏で妖怪が跋扈していたらというIFストーリーで物語は進行していきます。プレイ時間の大半はアクションとはいえ、メイン・サブ併せてミッションの数は多く、難易度もあいまって体感としてはかなりのボリュームです。映像のクオリティも高く、見応えは抜群でした。

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