配役は自由!自分だけの冒険が楽しめる
『ミートピア』の魅力は登場人物を自分の好きなように決められるところです。
主人公はもちろん、仲間キャラクターやストーリーに登場する重要人物たちを自分の好きな配役で楽しめます。
悪の大魔王は誰にしようか?
誰と一緒に旅に出ようか?配役を考えるのも楽しみのひとつになっています。
憧れの有名人を登場させて、自分のMiiと交流させるのもいいですね。
そんな自分で決めたキャラクターたちがワイワイ、キャッキャッ言いながら冒険しているところを眺めるのは、他のRPG作品にはない魅力です。
『トモダチコレクション』の内輪的な楽しみ方を上手く冒険に絡めたようなゲームです。
仲間たちの行動を見守りながら遊ぶ
本作では、移動はオートで進み、戦闘でも主人公以外のキャラクターに指示を出すことはできません。
なので、今使ってほしい魔法を使ってくれなかったり、MPを消費してほしくないのにバンバンスキルを使ったりと、融通の利かないところがあります。
しかし、回復アイテムや安全領域などのおかげで難易度は高くありませんし、オートの戦闘や早送り機能で放置プレイができるので、その見た目に相応しい、軽い気持ちで楽しめるゲームです。
仲間同士は仲良し度が高いほど、強力な助け合いをするので、プレイヤーはパーティの仲を取り持つような役割になります。
ちょっとしたお世話要素も
冒険のあとは、入手した食べ物をMiiに食べさせてステータスを強化したり、仲良くなってほしいキャラクター同士を宿屋で同じ部屋に入れたり、
武器や防具を欲しがっているMiiにお金を渡してお買い物させてあげたりと、ちょっとしたお世話要素が含まれています。
好きな食べ物をあげると飛び跳ねて喜び、嫌いな食べ物をあげると悲しそうな顔をする。
それだけでも自分や友達のMiiだと可愛く見えますよね。
全体的に地味
「見守りRPG」というだけあって、プレイヤーのできることはそう多くありません。
中身は、移動→戦闘→移動→戦闘の繰り返しで変わり栄えしませんし、フィールドを自由に歩くこともできません。
確かにMiiたちのやりとりはかわいいのですが、私は、見ているだけよりももっと能動的に楽しめるゲームの方が好きなので、「可愛いゲーム」の領域は出ないかな。
Miiのやりとりや発生イベントも、それほどパターンが多いわけでもないので、中盤以降は同じイベントを見ることも多くマンネリ化しており、そうなると魅力の「内輪的な楽しみ」が半減してしまいます。
多人数の育成が大変
本編クリアまでに主人公を含め10人の仲間で冒険することになりますが、パーティとして連れて行けるのは4人だけ。
パーティに入れなかったキャラには経験値が入らないので、終盤は育成が追い付かなくなりました。
ワールドマップからエリアに入り、何回かの戦闘をクリアして宿屋で就寝。の繰り返しでゲームが進んでいきますが、移動や戦闘がオートで進む本作では、エリアの周回が作業的なので、レベル上げが非常に面倒です。
一部のキャラを強くするだけでもクリアは出来ますが、強制的に色んなキャラを使わないといけない状況などもあるので、もう少し育成面が快適だと良かったですね。
ぼっちプレイはおすすめしない
「内輪的な楽しさ」がある『ミートピア』では、やはりぼっちプレイはおすすめできません。
実際、私はぼっちプレイをしており、著名人などを仲間にしながら楽しみましたが、限界を感じましたね。
仲間や主要キャラなど、プレイヤーが決めなければならない配役は20人弱ほどおり、最初は「誰にしようかなぁ~??」と楽しめていた配役も、ネタ切れを起こします。
結果、さして思い入れのないMiiたちが登場してくることになり、そんなMiiたちが何をしていようが、あまり楽しく感じなくなってしまいます。
好きな有名人が沢山いる人や、Miiで再現できるお友達が多い人の方がより楽しめるゲームだと思います。
まとめ
全体的に地味ではありますが、自分で配役を決められるRPGという独自の魅力は感じることができました。
繰り返しや、長時間遊ぶのには向かないゲームですが、Mii同士のどうでもいいやりとりがとても可愛く、癒されます。