重力アクションが新しい!
「GRAVITY DAZE」最大の特徴は、この重力アクションです。
主人公は、自分の重力の向きを自在に操ることができ、例えば壁を歩いたり、
天井を歩いたり、重力の方向を変えながら移動すれば、空を飛ぶことだって可能になっているのです。
落ちたい方向に標準を合わせて落下しているときに、加速することができ、
風を斬るような感覚を味わえます。
360度すべてを、縦横無尽に飛び回ることができる3Dアクションゲーム、ちょっと他では味わえません!
ジェム集めで探索が楽しい
街の中には、ジェムという赤い宝石がいたるところに落ちており、
全方位を遊べる本作ならではの探索を楽しめます。
世界観が暗めなので、赤く光るジェムは遠くからでも見つけやすく、
ついつい寄り道してしまう楽しさがあります。
このジェムは集めると、主人公のHPを増やしたり、重力持続時間を長くしたりと、
能力を強化することができるので、積極的に集めたくなります。
広いマップ
このゲームはオープンワールドとなっており、町から町への移動はシームレスのため、
重力アクションで飛び回る快感を邪魔するものがありません。
町の中には重力アクションを使ったミニゲームがいくつか用意されており、
探索と合わせてサブ要素になっています。
その分リトライ時のロードは長いですが、携帯機でこれだけのリッチな体験ができるのはすごいです。
戦闘が好きじゃない
私がこのゲームで一番合わないと思ったのは戦闘です。
通常攻撃もありますが、基本的には威力の高い重力攻撃を使用します。
重力の向きを敵に合わせて、敵にめがけて飛んでいき、
この距離が長いほど大ダメージを与えられるというもの。
どんな敵が出てきてもやることは同じで、
すぐにパターン化してしまいますし、耐久力が高い敵は何度も同じ攻撃をしなければならず少々面倒に感じていました。
結局プレイヤーは「照準を合わせる」という作業を求められますので、
シューティングゲームのようですね。
探索はサブ要素ですし、敵と戦うことでメインストーリーが進むので、
戦闘が合わなかったのは大きな痛手だったかと思います。
照準を合わせて遊ぶゲーム
このゲームを支えているのは重力の向きを変えて遊ぶという新しさですが、
逆に言えば、重力の向きを変えるために「照準を合わせる」という操作がメインになっています。
私はFPSに親しみがないので、そもそもこの操作を難しく感じました。
なかなか敵のコアに攻撃が当たらないとかね。
移動中は重力の向きを空に向けて飛んでいることが多いので、
重力に引っ張られているというよりも、
ただ空を飛んでいるという感覚の方が強く、重力アクションの真新しさも薄れてしまった。
世界観が暗い
ここは「センスが良い」と紙一重だと思うので、
それぞれの感性に委ねることになりますが、
個人的には全体的な世界の暗さがどうにもワクワクに繋がりませんでした。
ストーリー上の登場人物も少し性格の歪んだ人が多いですしね。
町にある建物は入ることができずただのオブジェクトですし、
大きな4つの街がありますが、「暗い」という統一感があるため、
それぞれの街の差別化が図られていないかと思います。
まとめ
世間では絶賛されている良作ですので、
面白くないゲームというよりは、合わなかったゲームではないかと思います。
戦闘方法が合わないとメインストーリーは楽しめませんし、
重力アクションでないと得られない感動も見い出せなかった。
ここまで自由に飛べちゃうよりも、ある程度地に足付けている方が私は好きみたい。