快適なバトルシステム
本作は 戦闘の倍速機能やエンカウント率を変更 することができ、サクサク冒険を進めることができます。
ランダムエンカウント(歩いていると確率で戦闘)を採用していながら、戦いたいタイミングをプレイヤーが選べるのは嬉しいですね。
本作の特徴である「ブレイブ&デフォルト」を使えば、ターンの前借りや貯蓄が可能です。
最大4ターン分の攻撃を一気に叩き込む ことができ、ザコ戦での殲滅力の高さ、ボス戦でのかけひきを高めています。
新しいことをやろう!という気概
このゲームからは「新しいことをやろう!」という気概が感じられて好きです。
あんまり言うと楽しみがなくなっちゃうので控えますが、例えば、タイトル画面までもゲームに組み込む仕掛け。
3DSのカメラ機能の採用やジャイロを活用したイベントシーンなど。
あっと驚く仕掛け が用意されていて面白いです。
豊富なジョブ
ジョブは全部で40種用意されており、メインジョブ以外の攻撃スキルをセットしたり、「物攻アップ」などの特殊スキルをコスト内でセット出来たりと、様々な組み合わせを楽しむことが可能です。
メインストーリー上でゲットできるジョブ以外に、結末を選べるサブクエスト でジョブを獲得することができるので、積極的にサブクエストを遊びたくなります。
快適と隣り合わせの作業感
先述した快適なバトルシステムですが、実はこれが諸刃の剣で、一歩間違うと 快適すぎて作業感が増してしまいます。
プレイヤーがほとんど何もしなくて良いようなザコ戦は、作業的なスマホゲームに似た部分があります。
他にも、「新しいこと」をやろうとするあまり、ソーシャル性やリアルタイムを利用した放置ゲー的な要素があり、家庭用ならではの「一人でがっつり」遊ぶ魅力 が発揮されていません。
いやらしい敵の数々
本作のボスは、割合攻撃や即死攻撃、カウンター、特殊な状態異常など、いやらし~い攻撃を連発 してきます。
RPG好きな方からすると遊びごたえのある要素だと思いますが、私は「ど」がつくほどのRPG下手。
特にスキル技の理解が苦手なので、数値(レベル)を上げただけでは対処できない 強敵の数々に全滅の連続でつらいものがありました。
難易度を下げてもスキル技は防げませんし…。
終盤の周回感
こちらもネタバレになるので詳しくは避けますが、終盤になるとこれまで登場したボスとの再戦など、まるで 周回プレイをしているような展開 になり新鮮味に欠けます。
また、前作と同じ世界での冒険なので街やダンジョンは既視感が強く、RPGの魅力のひとつである冒険のワクワクが薄れてしまっています。
まとめ
中盤までは快適なバトルシステムで楽しく遊ぶことができますが、終盤近くなると面倒な敵の連発。
自分の好きじゃないタイプの難易度の上がり方だったかな。
頑張ってレベル上げしても全滅の連続だと悲しくなりますね。
スマホライクな要素を取り入れているのはチャレンジングで良いのですが、家庭用にしかできない濃い体験の方が好みなので、王道とはひと味違うRPGです。